- ̗̀ 𖤐꒰ঌ ____story_____໒꒱𖤐 ̖́-
miwa.. Original
- ̗̀ 𖤐꒰ঌ ____story_____໒꒱𖤐 ̖́-
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とある王国にそれはそれは天使のように
愛らしいお姫様が生まれました。
王様はちょっと尋常じゃないくらい喜び、
国中に公告をだしました。
「我が娘があまりにも愛くるし過ぎて
『爆誕☆超絶プリティエンジェル(略)
アンジェ姫生誕パレード』だけでは
物足りない事であろう」
正直1ヶ月に及ぶ生誕祭におなかいっぱいだった
国民ではあったが相手は一応国王なので軽く拳を
握りしめつつ話を聴く。
「本当であれば1年は毎日のようにパレードや
宴を開きたいのだが」
民衆から殺意のオーラが沸き立つのも気付かず
しまりのない顔で続ける。
「財務大臣から泣いて懇願されたので妥協し、
この案を制定する!」
ばさりと大きな垂れ幕が面前にさらし出される。
ざわつく民衆ではあったが思っていたよりマシな
公告に「まぁ、その程度なら…」と渋々受け入れる
事にした。色々めんどくさいので。
「はぁぁぁぁっ!?」
時を同じく、とある貴族邸宅に令嬢とは思えぬ
あるまじき奇声があがる。
「お嬢様、はしたのうございます」
「いやいやいや、何なのこれ!?無いわ、
マジありえないわ」
怒りの表情を隠しもせず手に持つ紙を
侍女に押しやる。
「国王陛下からの直々の書状、ですか。
ええと……む爆誕☆超絶プリティエンジェル…」
一瞬えげつない顔をしてピラピラと3枚ほど
無言で読み続けため息をひとつ
「……私達も巻き込まれるのですか…」
「こうなったら仕方がないわ。
私の明るい未来のためにあなた方
死に物狂いで協力なさい!
それと、いつかあの国王は必ずぶちのめす!!」
ෆ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ෆ
素敵なBGMは
miwa‥様↓↓↓
https://nana-music.com/users/369124
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