ねむすけ

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#スイカの台本 #二人声劇 #声劇 #コラボ募集 #台本 何度だって幕は上がるー 　東京の大劇場。超満員の客席。開演5分前。 　幕前にたたずむ神妙な面持ちの二人の役者。 　走馬灯のようにそれぞれの脳裏によぎるのは、 　青春とも呼べる二人の軌跡だったー ▷『㊤』篠宮ユウ (しのみやゆう) ▶︎「あお」冴木リョウ (さえきりょう) ▷ " 人生は舞台である、人は皆(みな)、役者である " ▶︎ 演劇なんて無縁だと思っていた ▷『君、新入生？』 ▶︎ でも目の前の " それ " はあまりにも美しかった ▷『演劇部、入る？』 ▶︎「はぁ、一生スランプだ...」 ▷『冴木の芝居、良いと思うけどな』 ▶︎「だけど、勝てない」 ▷『最高の賞を頂き、ありがとうございます』 ▶︎「レシートは....あ、ありがとうございます...」 ▶︎「うわ、また寝坊...」 ▷『意識する俳優ですか ... あまりいないです』 ▶︎「篠宮ユウの雑誌？あー...売り切れです」 ▷『強いて言うなら、学生時代の後輩ですかね』 ▶︎「はは、役者とか...まじで報われないですよ」 ▷『冴木？』 ▶︎「っ...」 ▷『あっ...！』 ▶ ︎" 夢は叶わない " ▷ " 才能なんてない " ▶︎ " そう言い切れてしまう自分が悔しい " ▷ " 苦しいことばっかりで " ▶︎ " それでも..." ▶︎▷ " 芝居がしたい...！ " ▶︎「人を書いてっと...(掌に人という文字を書く)」 ▷『でたその癖』 ▶︎「もう、負けたくないです」 ▷『うん』