The Epic of Harmosphere

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▶▶甘美な怒りを ねえ、もっとちょうだい ロレーヌは気がつくと見たことも無い部屋の中に立っていた。きょろきょろとまわりを見回すと自分より少し年上らしい見た目の少女が2人いる。 「ねぇ！お前がパルをパーティに招待したの？」 突然かけられた声にロレーヌは顔を向ける。ふわふわとした紫の髪の可愛らしい少女がその言葉を発したようだった。しかし、その瞳には獲物を狙う肉食獣のような嗜虐的な光が宿っている。 ロレーヌは不安そうにふにゃんと眉を下げた。 するともう1人のすみれ色の髪の少女がその言葉に答えた。 「うん、リュヌはねぇお友達がほしいから、たくさんの人を招待してるんだ」 「へーえ！ほんとに友達がいないんだ！一人ぼっちなんだ！可哀想なやつ！」 「なんでりゅぬのわるくちいうの？」 「この子の事が気に入ったから！」 「へんなの」 ロレーヌはますますへにょんと眉を下げる。 「パルが友達になってやってもいいよ！でも、友達になるならパルが満足するまで遊んでくれなきゃダメなんだからね？」 その言葉にリュヌは目を輝かせた。 「いいよぉ！たくさん遊ぼう！」 「じゃあパルのペットと鬼ごっこして遊ぼ！」 その言葉にロレーヌとリュヌは目をぱちくりさせて顔を見合わせた。 「おにごっこ……ってなに？」 「リュヌは絵本で読んだことあるから鬼ごっこ知ってるよぉ！えっとねぇ、鬼から捕まらないように逃げる遊びなんだよぉ」 「わぁ！たのしそう！」 きゃあきゃあと喜ぶロレーヌとリュヌを眺めながら、パルピィはニヤニヤ笑いつつ魔法でペットを呼び出す。 「これがパルのペットの鬼ウサギ！捕まったらぐちゃぐちゃのバラバラにされちゃうからね」 突如姿を表したのはロレーヌたちの3倍はあろうかという大きな獣。確かにウサギのように長い耳をしてはいるが、ぎょろぎょろとした不気味な単眼とヨダレを垂らしている巨大な牙のある口を見れば化け物と言った方が適切だろう。 ロレーヌとリュヌはぽかんと鬼ウサギを見上げて呆気に取られ、そして。 「おっきい～！」 「強そうだねぇ～」 「パルのペットなんだから当たり前じゃん！ほらほら10秒数えたら追いかけるからね！」 「にげろー！」 「鬼ごっこ楽しいねぇ！」 2人とも鬼ウサギにひとしきりはしゃいだあと楽しそうに逃げていく。……どうやらこの3人、仲良くなれそうな予感？ ☽･:*☽･:*☽･:*☽･:*☽･:*☽･:*☽･:*☽ 「Play With You」 🐰ロレーヌ・デンファレ(cv.瑠莉) ⛓️パルピィ・アンドラス(cv.あかりん) ⏳リュヌ・ブランシュ(cv.はいねこ) 🐰枯れた木が花を咲かせない様に 君の手が夢を掴むことはないから ⏳神様が人を救えない様に その道が明日を示すことはないから ⛓️拙いモノに意味なんてない 胡桃が無理ならその身を砕け All:おもちゃの首で 鮮やかな絵を描こう 積み木を崩して曇る笑顔が見たい 涙の数で時間を数えよう 甘美な怒りを ⛓️ねえ、もっとちょうだい ☽･:*☽･:*☽･:*☽･:*☽･:*☽･:*☽･:*☽ ☪︎素敵な伴奏ありがとうございました☪︎ とっくん様 https://nana-music.com/sounds/05c363fc ☪︎ 𝕋𝕒𝕘 ☪︎ #バンドリ #AAside #εpsilonφ #とく伴奏 #魔女ロレーヌ #魔女パルピィ #魔女リュヌ