暗病 【一人声劇台本】
読み手 ふゆ❄ 台本 なぎかん
暗病 【一人声劇台本】
- 19
- 2
- 0
部屋の明かりを消す。目を閉じる。真っ暗は何かがいそうな気がして怖かったはずなのに、今はそれが心地いい。
目を開けてもなんにも見えなくて、思うことばかりが浮かんでくる。
お金、人、勉強、結果。色んなことから逃げてきた。人の温もりばかり求めて、安心して。でも、目が覚めると死にたくて死にたくてたまらなくなる。だけどもう手遅れで、変わろうなんて思えなくて、いつまでも寿命なんていう猶予に甘えてる。もう帰れない、帰らない。私はずっとこのまま、この鳥籠に囚われ続ける。
なにもみえなかったらよかったのに。
目が、慣れていく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
written by nagikan
#病み #孤独 #闇 #なぎかんの台本
#1人声劇 #一人声劇 #声劇台本 #声劇 #台本 #朗読台本 #朗読 #1人朗読 #一人朗読 #台詞台本 #セリフ台本 #台詞 #セリフ
コメント
まだコメントがありません