
第4話「垣間見える真実」🛍🍰編
No side ____某月某日。 🛍「ムスビ役を務めさせていただきます、Twinkler+Twinsのミレイと申します。」 🍰「ユイ役を務めさせていただきます、同じくTwinkler+Twinsのリカと申します。」 🛍🍰「よろしくお願いいたします」 今日はミレイとリカに舞い込んだホラードラマの仕事の初顔合わせで、ふたりは緊張した面持ちで現場に臨んでいた。 Twinkler+Twinsに主演ドラマの仕事が舞い込んだのは、一次審査通過後すぐのことだった。 プレッシャーで歪みそうな表情を必死で抑えて第一審査に臨んだ一行は、中間くらいの順位で突破した。 この後の予選で無事残ることができれば、第二審査に進める…と安心したのもつかの間、話題に上がりやすいものには仕事も増えるもの。 話題に上がりやすくなったTwinkler+Twinsにも大量の仕事が舞い込んだが、そのなかでも一際大きく大変なものが、このドラマの仕事であった。 というのも、ドラマの仕事はミレイとリカだけに舞い込んだわけではなく、全メンバーに舞い込んだのだ。 「それぞれ別のドラマでふたりずつ主演を務める」という前代未聞なこの計画に、ミアはかなり怒っていた。 予選を控える大事な時期なのに!とため息をついたミアは、唸りながらスケジュールを練り、メンバーたちが必ず一度は集合できる日をつくったり休みをつくったりと奔走していた。 そんな多忙なミアだったが、今日はこの後事務所でミレイとリカと合流する予定となっている。 顔合わせと軽めの会議を終えたふたりは、重い足取りで事務所の車に乗り込んだ。 * 待つように言われていた会議室で、暗い面持ちで黙って座っていたふたりは、集合時間になっても訪れないミアに違和感を抱きはじめた。 🛍「…ミアさん、遅いわね」 🍰「うん……。時間に来ないなんて、珍しい…ね」 そのまましばらく待ってもミアは来ず、いよいよ心配になったふたりは場所を間違えていないか確認するため、一度外に出た。 🍰「合ってる…よね」 🛍「ええ…」 「ッハ、あんなもんかよ!!」 🛍🍰「!?」 突然聞こえた怒鳴り声に、ふたりは息を潜める。 「プロデューサー直々に新人枠大会出場を言い渡されたもんだから、そりゃあ技術も何もかも素晴らしいんだろうと思ってたけどよ、まだまだじゃねぇか!」 プロデューサーから直接言い渡された、新人枠大会出場…自分たちに決して無関係ではない話題に身を縮こまらせる。 「双子ってだけで売れてるんだろ??…なのになんで俺の担当グループが出られねぇんだよ??おかしい話だろ!!あいつらより長く活動もしてる、元人気アイドルもいる、何もかも揃ってるのによ!!!」 そして…続く言葉に確信した。 これはTwinkler+Twinsの話で、これを聞かされているのはおそらく……。 🔖「…何かと思えば、その話ですか?これから会議なので失礼します」 「オイ逃げんなよ」 🔖「逃げていません。…というか、大会出場を言い渡されないのは、あなたのそういうところがよくないのではないですか」 「てめ…!!」 ミアは、正論を突きつけられて叫ぶ男を一瞥もせず、こちらに向かって来た。 🔖「……」 🛍🍰「……お、お疲れ様です」 🔖「…お疲れ様です。遅れてしまって申し訳ございません。とにかく入りましょう」 ミアに促され、会議室に足を踏み入れる。 会議室には微妙な空気が流れたが、ミアがぱちんと手を叩いた。 🔖「とにかく、やるはずだった現状報告等々をおこないましょう」 🛍「わかりました」 🍰「はい」 ふたりのなかには"いつもああいったことを言われているのか?"という疑問が残ったが、一度それを振り払って会議に集中した。 Next→🛍ミレイ×🍰リカサウンド
