【詩・ひとり声劇】大海原へ【海の男】
古鷹 侑
【詩・ひとり声劇】大海原へ【海の男】
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テメェ等準備はいいか!!一瞬でも気ぃ抜くんじゃねぇぞ!!休憩中も、寝てる時も。どんな時でも動ける様にしとけ!!その判断が安全な航海の第一歩だ、わかったか!!警笛鳴らせ!!出港だ!!
BGMお借りしました。
BGM:月夜の音楽会/志方あきこ
奏者:たると◆様
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【大海原へ】
大海原へまた旅立つ
見た事も無い様な大型客船に乗る
何の因果かはわからないが
この船の船員になった
どんな事があってもまた
生きて陸に帰る事を誓って
警笛が高らかに鳴り響く
出港すれば逃げ場はない
真っ逆さまに落ちてしまえば
命はないと思え
自然の脅威が牙を剥く時は
思い付く限りの抵抗をしろ
足掻け、足掻け、生きる為に足掻け
そうすればやがて光明が指すだろう
海の男は常に死と隣り合わせだ
考えながら動け、モタモタするな!
波を越え、困難を越え、国を越え
客の安心安全を第一に考えながら
1日、1週間、1か月
船は目的地へと進んでいく
晴れの日も、雨の日も、大荒れの日も
船員は死に対して挑み続ける
陸へ上がれば休息の日々が待つ
そのために働くのだ
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