チェシャ猫の森
▶︎ 白兎
「犯人は白兎だ」 🎩「ほう? それは何故?」 「白兎だけ聞かれてもいないのに、 証言を話し始めているのと、最後の証言が気になった」 🎩「最後の?」 「白兎は、女王陛下に向かって 「あなたの従順な兎」だと言っている。 しかし、最後には「従順な兎として整ってはいない」と 証言している。従順ではない。 白兎は嘘をついている。つまり白兎が犯人だ」 帽子屋の口元がにやりと歪んだ 🎩「Congratulations! 見事一発で犯人を見つけたな!」 さぁ、アリス。起きて、君の騎士が迎えに来たよ」 💙「う、ん……」 「アリス!」 💙「あら? 私、いつの間にか寝ていたの?」 「どこも痛いところはないかい?」 💙「えぇ、大丈夫よ」 🐱「本当に大丈夫か?」 「チェシャ猫!」 少女の目の前を煙になったチェシャ猫が通る。 💙「きゃあ!」 「アリス!」 少女は眼を押えて、しゃがみこんだ。 🐱「この子の能力は俺にとっちゃ厄介なんだ。だから」 チェシャ猫の周りには、青い色の眼球が浮いている。 🐱「この子の能力は俺が預かって置くぜ」 そのままチェシャ猫は煙になって消えてしまった。 「アリスを無事に助け出せなかった……」 目の前が歪み始める。 -------------------------------------- ---------- Normal End ---------- 「瞳を失った少女」 -------------------------------------- ▶︎ to be continue…? https://nana-music.com/sounds/064e45db --------------------------------------
