チェシャ猫の森
▶︎ 白兎
「犯人は白兎だ」 🎩「ほう? それは何故?」 「帽子屋が言っていたヒント。「犯人はA」 この場所は、白兎の証言が書かれていた時計と 同じ形をしている。 簡単に言うと3×3の9マスのような場所。 女王陛下の証言があった場所は12時。 そこから《2・4・8・10》を抜いて 時計回りに進んでいく。これが正規のルート。 そして、女王陛下の証言の所には「Q」の文字、 これはトランプで「Q(クイーン)12を指す。 チェシャ猫の所には騎士にふさわしい時間。 「J」(ジャック)。となると、 帽子屋の言っていたAというのは、 トランプの「A」(エース)。すなわち、 1時を示すところにある、白兎が犯人ということがわかる」 🎩「ふぅん。見つけた方法は俺のヒントか」 帽子屋は一つ息を吐くと、やれやれと首を振った。 🎩「まぁ、仕方がないか。 証言だけではわからなかった。それだけのことだ」 帽子屋は、ティーカップに紅茶を注ぐ。 「アリスを解放しろ」 🎩「何故?」 「何故? 犯人を当てただろう?」 🎩「でも、1回目で犯人を当てられなかった。残念だったね」 「でも、2回チャンスを与えると」 🎩「君はアリスの騎士として、 自覚が足りないんじゃないかな? 君はこのまま森から出て行けばいいよ」 目の前が歪み始める。 アリスを助けられなかった。 -------------------------------------- ---------- Normal End ---------- 「騎士の自覚」 -------------------------------------- ▶︎ to be continue…? https://nana-music.com/sounds/064e398c --------------------------------------
