nana

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立て看板に引っかかっている首輪を手に取る。 首輪に文字が書いてある。 「ここは騎士にふさわしい時間?」 内側にも何か書いてある。 「公爵夫人の猫……チェシャ猫へ……?」 🐱「俺を呼んだか?」 目の前の立て看板の上でくつろいでいる猫が、 にんまり顔でこちらを見ている。 「チェシャ猫!?」 🐱「あぁ、それは俺の名前だ。それがどうした?」 「お前は飼い猫だったんだな。」 🐱「ん?」 「この首輪に書いてあった。  でも、チェシャ猫は、体を煙のようにしてしまうから、  首輪なんて関係ないんじゃないか?」 🐱「なんて悪趣味な物を持っているんだ。   なるほど。俺はそれで呼び出されたのか!    気分がよかったが、嫌なことばかり思い出す。   お前のせいだ。」 「え!? そんな、それは当てつけだ」 🐱「うるさい」 「立て看板が……」 --------------------------------------- ▶︎ 戦闘   https://nana-music.com/sounds/064e3045 ---------------------------------------

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