チェシャ猫の森
▶︎ 汚い日記帳を読む
👬「結局、僕らは「A」を連れて、 館から抜け出すことはできなかった。 あいつに「A」を託すしかないのか。 あいつなら、殺されることはない。 きっと「A」を守ってくれるだろう。 明日、僕らは女王陛下と共に館から追い出され、街に戻る。 戻ったところで、僕らに帰る場所など、 もうどこにもないというのに。 ディーが泣いている。 僕の前で涼しい顔をしているが、 僕らの能力、双子の共有《Partner ㏌ Crime》 で伝わってくる。 ディーは心で泣いている。 きっと「A」を助け出せなかったのが悔しいんだ。 大丈夫だよ。ディー。 僕らは、二人で一人じゃないか。 最期まで一緒だよ。」 --------------------------------------- ▶︎ 読むのをやめる https://nana-music.com/sounds/064e2a54 ---------------------------------------
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