チェシャ猫の森
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「また、間違えたな」 見覚えのある道に足を止める。 🐱「ほほう! 今回は自分で気が付いたな! ふふふ! 賢くなってきたじゃないか!」 見上げると、空に浮かぶ三日月が笑っている。 「チェシャ猫……」 🐱「嫌そうな顔だな。 なんだ、何か思い出してきたか? 例えば、お前と俺が旧知の仲だったこととか」 「お前なんか知らない!」 🐱「そうか……まだ思い出せないか……」 チェシャ猫の顔が少しだけ寂しそうに陰った。 「え、本当に……」 🐱「なんてな! お前は本当に単純な馬鹿だな! ははは! からかいがいがある!ふふふ! いいなぁ! 面白い馬鹿に会えて嬉しいよ! サービスだ! 元に戻してやるよ」 チェシャ猫が消えたかと思うと、 まるで足が生えたかのように木々がこちらに迫ってくる 「うわぁ!」 -------------------------------------- ▶︎ to be continue…? https://nana-music.com/sounds/064dfd5d --------------------------------------
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