チェシャ猫の森
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「きっとこっちであってるはずだ」 と歩き出してしばらく経っている。 「この木は……さっきも見た気がする。 もしかして同じところを回っている?」 🐱「ふふふ、ようやく気が付いたか! 馬鹿なやつ!」 声のする方を見上げると、 木の上でにんまりと笑っている猫がいた。 「チェシャ猫!」 🐱「お前は本当にあの子の騎士様なのかい? 疑っちゃうなぁ!」 チェシャ猫は木から飛び降りると、 煙のようにふわふわと浮かんだ。 🐱「お前、自分が一体何者なのかわかっていないだろう?」 「……っ」 🐱「ふふふ、その苦虫をつぶしたような顔! 面白いなぁ! 仕方がない、元に戻してやるよ!」 チェシャ猫が消えたかと思うと、 まるで足が生えたかのように木々がこちらに迫ってくる 「うわぁ!」 -------------------------------------- ▶︎to be continue…? https://nana-music.com/sounds/064df556 --------------------------------------
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