チェシャ猫の森
▶︎ 前へ進む
空を見上げると、 先ほど消えていた三日月が 何事もなかったかのように道を照らしている。 「さっきはなかったと思ったのに」 帽子屋に言われた通り、 前へ進んでいくとぼんやりとした明かりが見えた。 「あそこ……か?」 薔薇の低木に四角く囲まれた場所に出た。 真ん中には赤い薔薇を一輪携えた女性が 描かれた絵が飾られている。 「おや? 何か……」 絵を持ち上げ確認すると、裏には証言が書かれていた。 ふと、足元を見ると、 真っ赤な薔薇の中に白い花びらが点々と道を作っている。 その先には白い薔薇が花瓶に飾られていた。 --------------------------------------- ▶︎ 次はどうする? 証言を読む https://nana-music.com/sounds/064dee16 白い薔薇を調べる https://nana-music.com/sounds/064def1e ---------------------------------------
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