チェシャ猫の森
▶︎ 紅茶を飲む
🎩「さぁ! どうぞ!」 快く差し出された紅茶に口をつける。 ホッとするような温かさに、 なんだか一気に緊張がほどけたような気がした。 「おいしい」 💙「私には少し苦いわ……。 帽子屋さんお砂糖をくださるかしら?」 🎩「あぁ、いいとも!」 💙「とっても、おいしい!」 🐱「君は騎士なんだろ? 彼女から目を離してよかったのかい?」 💙「あぁ、なんだか、ねむ……く」 「アリス!」 🎩「君は彼女に触れてはならない。 ……帽子屋のお茶会《Crazy Tea Party》」 「体がっ!」 🐱「あぁ、窮屈だった!」 地面を歩いていた猫は、 前足をあげて後ろ足で立つしぐさをするとそのまま浮かんだ。 同時に、少女の体が浮き、 帽子屋とチェシャ猫の所に向かっていった。 🎩「チェシャ猫。君はやはり地面を這うより、 宙(ちゅう)を舞っていた方が似合うね」 🐱「それは、褒めてくれているのかい? 嫌味かい?」 「アリスを返せ!」 🐱「ゲームには景品が付き物だろ?」 「だから、そのゲームって何なんだよ!」 🎩「そう! 君はゲームに参加する! ルールを説明しよう!」 --------------------------------------- ▶︎ ルールを聞く https://nana-music.com/sounds/064ded96 ---------------------------------------
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