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【詩・ひとり声劇】弥生の風鈴
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 生涯一途な愛を貫いた人間の最期は、とても幸せそうに、安らかに亡くなっていたと云う──。 BGM、お借りしました。 曲名:和風BGM〜夜桜〜 奏者:青様  彼岸中は何処となく寂しい感じがしますよね、春も、秋も。実はこの詩には【裏】が存在します。その真相は、また秋にでも公開したいと思います。あぁ、何と鬱くしく、儚く、哀しき物語なのでせう───。 ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 【弥生の風鈴】 彼岸と此岸が繋がる七日間 今日も貴方の帰りを待っていた 古ぼけた写真と手紙に目を落とす あの頃の記憶が甦る 春に出会い夏に焦がれて 秋に愛し合い冬に床へ伏せた そして翌年の夏に逝った また逢えると言い遺して 風一つ吹かない逢魔が時 ああ、今回も貴方は…… その時、微かに、微かに聞こえたのだ 季節外れの風鈴が鳴る 何処から聞こえるんだ? 障子を開き廊下へ出た 夕闇が作る赤と黒の世界に 貴方は昔の姿で立っていた 強く抱き締める 今生の別れから五十余年 あぁ、会いたかった 涙を流す私に貴方は云う 遅くなってごめんなさい お迎えにあがりました さぁ、共に逝きましょう 幸せな時間を過ごしに── ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ #声劇 #朗読 #声劇台詞 #一人声劇 #一人用 #一人朗読 #ひとり声劇 #nana民と繋がりたい #nana民さんと繋がりたい #声劇民と繋がりたい #古鷹侑オリジナル #詩 #Poem #WordWizard #ポエトリーリーディング #PoetryReading #1次創作 #一次創作 #鑑賞 #BGM #青オリジナル

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