
【詩・ひとり声劇】日常、其処に或る絶命。
古鷹 侑
いつだって人間は無意識に囚われているのです。努々、お忘れ無き様に。 今週のWord Wizardは朝闇の静寂を表現する為に、敢えて無音でお送りします。 ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 【日常、其処に或る絶命。】 誰もいない駅のホームを歩く 午前5時台の始発を待つ為に まだ時間があるけど準備して 此処へ辿り着いてしまった このまま何処かへ行ってしまおうか いや、日常を止めるわけにはいかない 空には星が見え隠れしている 暗くて重たい風が体にまとわりついた 赤黒い塊が心を覆っている それは血が凝固したもの その下に無数の傷があって 何とか治そうとしている この傷を誰かに見せたくない 例えボロボロになったとしても そう思った矢先の事だった 傷口を無意識に掻き毟ってしまった 特急電車が遠方から入ってくる あれはこの駅を通過する 無意識が語り掛けてきた ここで線路に飛び込めばいい 足がホームを蹴っていた 前へ前へ進んでいく 奈落の底へ堕ちようとしたら 体の衝撃と共に宙へ舞う ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ #声劇 #朗読 #声劇台詞 #一人声劇 #一人用 #一人朗読 #ひとり声劇 #nana民と繋がりたい #nana民さんと繋がりたい #声劇民と繋がりたい #古鷹侑オリジナル #詩 #Poem #WordWizard #ポエトリーリーディング #PoetryReading #1次創作 #一次創作
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