nana

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久しぶりの朗読です😊 お友だちの衣紋掛さんが表紙のイラストを書いた木ノ衛ちょむさんの詩集「つきゆび」からタイトルの詩と、私が特に気に入った「ひからない」という詩を読みました。 表紙のイラストは、タイトルだけ示されて書いたそうなんですが、指から宇宙が広がるイメージがピッタリですよね。「ひからない」は、とても自分にとっても励みになる素敵な詩です。 ピアノはウォン・ウィンツァンさんの「或いは街で、あの頃」から後半部分を弾きました。 このたび、お二人にご快諾いただきましたので、公開させていただきます。風邪で鼻声なのが悔やまれます😅 🔹🔹🔹🔹🔹🔹 つきゆび わたしの手のひらに 彗星がえがく生命線 そのくぼみに溜まる宇宙 つきゆびで いのちが膨らむ 🌝🌝🌝🌝🌝🌝 ひからない ひかるために生まれたのですか? 昼のそらから問いを投げ ひかるためですか? 欠けた月がみつめる なんのためなのか、 そもそもだれの意思なのか、 考えながら下ばかりみて だから転ぶということですか? 問いかけて仰いでも 半球はただ青いばかりで ひかる星は少ないということを 私はつい忘れてしまう 太陽を背にして みえなくなったって 月はある 理由なんかなくたって あるんだよ ひかるために生まれたのですか? 欠けた月をみつめる 泣きはらした目 ひらかない目 ひからなくても、いいや

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UTAO
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