猫猫権左衛門@台本師見習い

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どなたでもご自由にどうぞ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ひとけのない堤防 口の開いた 2本のラムネ シャッター商店街 アスファルトに落ちる 思い出の影 この街は ずっとずっと 夏を抱えて離さない どれだけ時間が経とうと いつも夏が香る 塩素の匂いと 人の体温ほどの熱をおびた空気 ガラスの雨のような 痛みさえ感じる懐かしさを 残したまま 日が暮れていった 自販機の明かり 降り注ぐ街灯の紫 どこまで行っても うだる熱 ブランコに腰かければ 最後に ヒグラシが鳴いた ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 杏露酒美味い。 では、次の作品で。 #声劇 #声劇台本 #朗読 #朗読台本