
朗読「俺の死に場所」
豆ッチ 伴奏まりんさん
※この船に乗れたことに心から感謝し。 この船の一員であることを誇りに思います⛴ ブラック企業を渡り歩いた末に。 ようやく見つけた俺の死に場所。 それが今の俺の会社です。 先輩からの暴力に耐え切れずコッソリ受けた面接。 そこで俺は社長と出会った。 社長「豆助君か…豆助君?」 豆ッチ「は、はい!」 社長「豆助君。何でもやってくれるか?」 豆ッチ「は、はい! どんなことでもやらせていただきます!」 社長「大工、測量、解体、運転、営業マン…また時には朝から晩まで掃除や片付けしてもらうかも。それでもやれるか?」 豆ッチ「勿論です! どんなことでもやらせてください!」 社長「わかった。いつから来れる?」 豆ッチ「え?」 社長「採用だよ。人生周り道したね」 豆ッチ「え…あ、ありがとうございます! 今の会社を退社出来次第働かせていただきます!」 社長は俺の経験や能力は二の次に。 人柄と真面目さだけを見て採用してくれた。 そして。 こう言ってくれた。 社長「ここにはパワハラも長時間残業も無い。 君を恫喝する上司も居ない。 君の後ろにはこの会社がある。 君の後ろには仲間が居る。 君の後ろには俺が居る。 安心して持てる力を発揮してくれ」
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