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活動録 https://nana-music.com/playlists/3864431 名前:アビゲイル・ヒッツェシュライアー マーク:👁️‍🗨️ 花/花言葉:ブーゲンビリア『あなたしか見えない』 年齢:享年14歳 誕生日:7月26日 性別:女 自認性:女 身長/体重:154cm(生前)/42kg(生前) 現在は足透けてるわ浮いてるわで測定不可。 一人称:アタイ 相手の呼び方:アンタ、オジサン、変態 名前で呼ぶのを恥ずかしがってしまうため「レトルト」だの「昼弁当」だのわざと間違えて呼ぶことも。ヒルベルト、とはたま~~~に呼んでみるけど声が小さすぎて聞き返されてしまったりもう一回と催促されてしまったりする。そうなると「別に!!なんでもないっての!!」の一点張り。尚、そうなると少しの間だけ壁をすり抜けられなくなる。 性格:男勝りで気性が荒く、生前から「あの屋敷の娘は悪魔と契りを交わしたんだ」などと身も蓋もない噂をたてられる程に常に人を寄せつけないトゲトゲした態度をとる。でも頼られると嬉しい。思春期真っ只中なので少し褒められたり軽く口説かれたりするだけでド照れする。照れ隠しがド下手。もふもふの可愛いものが好き。 相手との関係:屋敷とトラウマと恋心に縛られた地縛霊と、その屋敷に越してきた家主。 相手に対する想い:屋敷ではなく彼に憑いていたい、ずっと肌身離れずにいていっそそのまま最期は一緒に…と思う程に恋焦がれてしまっているがアビーはその恋心を認めたくない!と表面上では抵抗している。まだ子供扱いされてしまう事にもやもやしており、いつかは本気だと気がついて貰えるように奮闘する。ヒルベルトがこの屋敷を出ていってしまう夢を見てから、彼が引っ越してしまわないか不安に思っている。 貴方にとって『愛する』とは:「あ、アタイにそんなこと聞くんじゃないよ!小っ恥ずかしいったらありゃしない!!」 〖過去〗 数年前、両親と共にその屋敷に住んでいた幼きアビーは、父親との商談に度々屋敷に訪れる男に淡い恋心を抱いていた。「アビー、今日は来客があるから礼儀正しく振る舞うんだよ。わかったね」父親からの知らせがその男のやってくる合図だった。男が帰る際にはず出窓から見ているアビーの方へ振り返り、にこやかに会釈をしてくれていた。そのとても丁寧で気品に満ち溢れた作法と吸い込まれそうな程鮮やかな瞳に惹かれた。「ねえ父さま、今日はお客さまはいらっしゃらないの?」と催促する程にアビーにとってはその来客が楽しみで、そして生き甲斐にもなっていた。いつか、大人になったら…と、考えるほど。 父さまと母さまが出かけていたある日の夕方、玄関の扉が開く音がしたのでいつも通り両親の御出迎えをする為にアビーは早足に玄関へ向かった。父さまは出先では必ず帽子を被っており、玄関へ入るとまずはその帽子を脱ぎ、「ただいま」と一声かけてからその帽子を壁にかける。その様子は見慣れていたので、目の前にいる人物が帽子を脱ぎ、その顔を見せるまではあの男だとは気がつくことが出来なかった。喜んだのも束の間だった。 アビーの幼き夢は、視界が炎で埋め尽くされ全身が焼け爛れる感覚を最後にトラウマへと成り代わった。 〖肝試し〗 「本当にいるのか?紅茶を注ぐ妙な霊がいるって」 「まだ言ってんのかそれ。ランページの噂は絶えないが、どうせ今までのは全部ハッタリだっての。ほらみろ、お前の言う噂の紅茶も何処にも見当たらねえだろ」 「でもよお、確かにこの屋敷で死傷者が出てんだぜ?」 「あの放火事件のことか?随分と前だろ、もう何年経つんだ」 「違えよ、その後の話だよ。つい先月だって、俺らみたいにふざけ半分で来たヤツらが」 『ああ、先月の?アイツら忘れ物をしたんだよ。コレ、届けに行ってくれないか?アンタのカバンに入れておくぜ』 「おい、妙なもの入れんなよ」 「…は?急になんだよお前、誰と喋ってんだ?」 〖刑事〗 「ヒッツェシュライアー邸でまた事件か。ケホッ、相変わらず埃っぽいなここは…」 「事件だなんて呼ぶには妙だがな。また阿呆な連中が入り込んでランページの餌食になったんだ。先月の被害者がいただろう?ほら、20代のYouTuber達」 「ああ、メンバーの1人が松葉杖ついてるのは見たが…」 「そいつの右足の指5本が今回の奴の鞄から押収された」 「はあ?じゃあそいつらが犯人なのか?」 「いつの間にか鞄に入っていただの誰かに入れられただのほざきやがって話にならなかったんで被害者に聞いたんだが、そいつは台所にあったナイフが不運にも足の上に落ちてきただけだって証言を変えねえんだ。」 「…確かにあのナイフからは今回の奴の指紋は出なかったな。誰の指紋だったんだっけ?YouTuberグループのメンバーのでもなかったのは覚えているんだが」 「おいおい、二日酔いが堪えてきたか?勘弁してくれ」 「いやあ、読めなかったんだよ。俺はドイツ語なんて習ったことねえからな」 『アビゲイル・ヒッツェシュライアーだろ?』 「ああそう、それそれ。お前ドイツ語読めたんだな」 「この二日酔い野郎め。俺にそんな教養があるように見えるか?このナリだぞ」 〖最悪の出会い〗 自分を殺したくなった。久方振りに開けられて軋んだ扉の向こうに見えた人物から目を離せない。見蕩れてしまったとも言える。彼は似ていた。父親のもとへ商談に訪れていたあの男に。あの日の放火犯に。自分の顔にこんな醜い火傷跡を遺した張本人に。その毒のように鮮やかな瞳と艶めかしいブロンドはその男を彷彿とさせる。トラウマを呼び起こされたアビーの小さな瞳は激しく揺れ、連動するように腰が抜けてその場に膝から崩れ落ちた。手足がカタカタと震え出し、食道を込み上げてくる吐気に耐え、ガチガチと歯を鳴らしながら、ゆっくり後ずさった。依然、その男から目を離せないでいるまま。理由は痛い程理解しているが理解したくない。認めたくない。男のあとをついてきた女性と目が合った気がした。異音がしたと喚いている。それに対して男は微塵も感知していないようで、目が合ったようでも幽霊の自分を透かしたその奥を見ていたようだった。それならそれで、都合が良い。荒い呼気をそのままに、怯える女性に優しくほほ笑みかける。「まずは、おまえだ」と。ひい、と小さく声を上げて男に腕を絡めるその女の表情を満足気に睨んだ。 〖最初の出会い〗 高貴なハイヒールが、タイルの上を走って鳴らしていく。その音が屋敷から遠ざかっていくのを清々とした気分で聴いていた。あの女の生活していた部屋はホテルの一室のように片付けられ、ホコリ一つない状態になっている。有害な地縛霊のポルターガイストのおかげで、額縁は落ちるわ照明は割れるわでこの部屋が綺麗な状態に落ち着くまでに相当な時間と労力を要しただろう。お疲れ様。 「……誰か、いるのか?」 もしかして今の聞かれていたか?いや、うっかり口に出したとて、今まであの男には声も姿も見られたことがなかった。どうせネズミの声でも聞こえたのだろう。余裕振った顔で顔を上げると男の視線が真っ直ぐに自分へと向けられていたことに気がつき、咄嗟に壁の向こうへ逃げた。と思ったのだが、壁に思い切り額を打ってしまった。何故?何故通れなかった?と額を抑えて困惑する哀れな幽霊をみて堪えるような笑い声が聞こえた。耳の先までじんわりと熱を帯びていくのを感じる。全く、情けない。もう少しカッコよく登場したかったものだが。 「………アンタに姿を見られるのは、これが初めてか」 〖その他〗 ・屋敷の地縛霊なので屋敷から出ることが出来ない。 ・アビーの体温が上昇することによって体が透けなくなり、接触が可能になる。壁とか床とかすり抜けられなくなる。 ・遊び半分で屋敷にやってきた人間に数々の霊現象を起こしているうちに「ランページ」という名で恐れられるようになった。なんでも、「Let's rampage!!!」という声が聞こえたかららしいが、アビー自身はそんなこと言った覚えはない。 ・ヒルベルトがとある人にかなり似ててこわい。でも好き。 ・顔の半分を占める火傷跡は当時のもの。 ・髪をドレッドにしたのは幽霊になってからのこと。 ・アビー誕生日の7月26日の誕生花がブーゲンビリア。そして「幽霊の日」でもある。 イメージソング Shadow Shadow https://youtu.be/2ZoIHGC-xZU

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