白兎の館
始まりの部屋
▶︎ 部屋を出る ドアノブに手をかけると鍵はかかっていなかったようで、すんなりと扉は開いた。 人気(ひとけ)はなく、しんと静まりかえっている 「どなたかいらっしゃいますか?」 呼びかける声にも物音ひとつしない 地図を見ながら、一階の玄関へと向かう 玄関の扉は観音開きの木材の扉 アンティーク調になっており、細部までこだわっているようで、花やうさぎといったデザインが彫ってある ここの館の主は神経質なまでにこだわりを持った人のようだ 腰から上辺りの高さから、すりガラスの窓がはめてある 外を確認しようと、覗いてみたが緑っぽいものが見えるだけで、はっきりと外の様子はわからなかった ドアノブに手をかけた瞬間 後ろから肩を叩かれた 🐇「誰の許可を得てここにいるんですか?」 振り向くと赤い瞳がこちらを睨んでいる ここで意識はなくなった 何か見落としがあったようだ… ▶︎to be continue…? https://nana-music.com/sounds/061f92cd ---------------------------------------
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