nana

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盆も過ぎ 夏の終わりが近づいてきます。 そこはかとなく物悲しさの漂う時期に 週末は歌でないものをシリーズ🎶 朝から長文すみません。 好みもあると思いますので 適当にしてください🙇‍♀️ 「花野」はInstrumentalなのですが、2002年のNHK FMシアターで放送された「神様」という番組で使われた音楽です。 「神様」は、川上弘美さんの小説を元にしたラジオドラマで、その番組に谷山さんが声の出演をされているそうです。 川上弘美さんの小説を抜粋して朗読したかったのですが、 nanaでは小説や映画、テレビ・ラジオドラマのセリフをそのまま使用すると著作権に触れるので(歌詞以外は許諾を取っていないので注意が必要)、 NHKや中公もしくは関連各アーティストの事務所に許諾申請を出すのも…と思い、二次創作的に原作をオマージュしたものを朗読してみました。 川上弘美さんはデビュー当時から文体も内容も大好きで… その頃、川上さんのエッセイに出てくる土地の近くに住んでいたので、川上さんに会えないかなぁと思いながら、作品を思い起こしつつ、エッセイに出てくる川の近くを散歩したりしていました。 映像化された「センセイの鞄」「ニシノユキヒコ…」あたりの作品は、ご存知の方も多いかと思います。 これは、小説「神様」の「花野」をモチーフに作りました。花野という幻想の場所で、死んだ叔父に逢う話です。コスミスミコはその物語の登場人物です。 1分半にまとめ切るのが難しく、かなり削りました。 内容もできるだけ遠ざからないようにしようと思いましたが、早口でかなり散漫になりました…。 例えるなら、白から色んな色へのグラデーションの中で、ゆらゆとたゆたうような、 現実と幻想のあわいで、結末を求めずに物事のほんとうを、淡く浮かび上がらせる川上さんの小説の色合いを、 うまく表現できているかはわかりませんが、私なりに谷山さんと川上さんへのリスペクトを込めました。 幻想的で優しくほんのりとあたたかで、胸の奥がきゅんと切なくなるピアノは、にわとりのとさかさんです🐔 いつもありがとうございます💐 タイトル画像クレジット敬称略で失礼いたしました🙇‍♀️ 拙い朗読を お聴きくださりありがとうございました🙇‍♀️ 色々送れておりますが ゆっくり追いつかせてください🙇‍♀️ ______________________________ ✍🏻 以下 読んだ文章です。 オマージュとしての「花野」       文・城村優歌 花野はあった あったのよ と言っても誰も信じない 花野で 事故で死んだ叔父に逢った 夢でないの?と コスミスミコは笑う きっと気づけない人には はなから無用のものなのだ 行った時は簡単だと思うのに 簡単には行けない 行きたいと思うだけでは 行けないし どうにかして行けたとしても その時は誰にも逢えない 逢えなければ ないも同然でないの とコスミスミコは言うけど 人がないというものを あると説明するのは とても難しい たとえば神様も… 歴然と姿あるものなら そこにいるものだし 見えないからこそ いると信じることができたりして それはそこかしこに そして私の中にも いると思えばいて いてほしいという 気持ちに支えられて 存在するものが たくさんありすぎて ねえ、もうこの世界だって あるかないかも そう、私だってあなただって いるかいないかも 心持ち次第なんじゃない と私が言うと コスミスミコは あんたは気楽でいいわね じゃあ、その心の持ち主は何なのよ と、鼻で笑った #うか谷山浩子 #声劇 #朗読 #nana文芸部 #うか創作 #うか小説

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