
天体観測 【旅芸人一座の物語〜第3話】
BUMP OF CHICKEN
さあ、大方のフォロワーさん置いてきぼりタイムがやってきましたよ! ひょんなことから書き始めた【旅芸人一座の物語】です。 私、「前後や設定がないのにいかにもあるように書く」「時系列順ではなく書く」のが好きなんです😅読むほうにとっては傍迷惑なクセです🙏 ご興味ある方以外、読み飛ばしてくださいね😅 そして人物が喋ると、どうしても新井素子氏の影響が滲む🤣🤣🤣 【旅芸人一座の物語】 企画:エリス羽衣 書き手:エリス羽衣・清水はこべ(箱) ★まとめ読みプレイリスト ① https://nana-music.com/playlists/3601402 ② https://nana-music.com/playlists/3730970 ★時系列順まとめページ https://nana-music.com/sounds/061cd18e 素敵なバイオリンはねるひとさん、ピアノはaiさんです。ありがとうございました😊 🔹🔹🔸🔸🔹🔹🔸🔸🔹🔹 一座が王宮に逗留して3日目の深夜。 歌い手に与えられた部屋の扉を小さく叩く音がする。 (‥‥誰だろう。そういえば昨夜は官吏が一人、 フルート奏者のミカ姐のところに忍んできたって 言ってたっけ。撃退したって聞いたけど、 矛先がこっちに向いたのか‥‥?) 歌い手とて、鼻の下を伸ばした官吏など、 撃退するのは造作ない。 冷たい表情を作り扉を小さく開けると、そこには。 「あのっ!あのあのあの、 私に歌を教えてくださいませんか⁉︎」 大きく目を見開いた少女が立っていた。 歳の頃は12〜14歳くらいか。 「‥‥え?」 「あっ違う!いきなりお願いしてどうすんの私! それはあと!えーと、えとえと、裏庭に散歩に 行きませんか?今夜は星が綺麗ですよ! 先ほど、姐様が歌ってらした歌に ピッタリの星空が見られます。‥‥ほら、コレ」 少女の手には望遠鏡が。 「お父様が異国のお土産でくださったものです。 ほかにも色んな珍しいものが蔵にはあるんですけど。 先ほどの歌を聴いて、私、蔵に走りましたよ。 ああ‥‥姐様の歌!なんて素敵なんでしょう。 私、心が躍りました」 「それは、どうも‥‥ありがとうございます」 「そ、それであの‥‥いかがですか?お散歩‥‥」 上気した少女の顔を見ていた歌い手は、 フッと柔らかく笑って。 「お誘いありがとうございます。 ‥‥あんな歌を歌っていながら、 実は望遠鏡を覗いたことがないのですよ。 見せていただけたら嬉しく存じます」 これが、歌い手と少女の出会い。 星の綺麗な夜のこと。 🔹🔹🔸🔸🔹🔹🔸🔸🔹🔹 #旅芸人一座の物語 #ヴァイオリン #バイオリン #エレキ #伴奏 #楽器演奏 #コラボ歓迎 #ピアノ #BUMPOFCHICKEN #あいさんとエリス #ねるひとさんとエリス #エリスバンプ アリーナ50ボリューム50 クリア0
