
【声劇】文豪というのは
読み手: 台本:エグゼクティブソーダ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「先生、まだ書けてないんですか?」 『うるさいな…! 今脳裏によぎった素晴らしい言葉が逃げて行ったぞ!』 「はいはい、僕のせいにしないでくださいね」 『芥川だの宮沢だの…私の作品はな… あんな思い付きだけで書いた小説ではないんだ! 書きあがるまでに時間がかかるのは必然だろう!』 「先生…あの方たちは一庶民から、やんごとなき方々に至るまで ことごとく支持されているわけです」 『私は支持されてないというのか?』 「先生が名前を出された方々の発行部数と比べてみましょうか?」 『ぐぬ…いらん! とにかく!この世紀の文豪が書いているんだ! もう少し待ちたまえ』 「はあ…先生、あなたのような方々は評価されて小説家 揺るがぬ支持を得て初めて文豪となるのです」 『何が言いたい?』 「評価されてもいない先生は、 うちみたいな弱小出版社からしか本が出せない ほとんど無職です」 『貴様!失礼だぞ!』 「うるさい!小説家も職業! 決められた時間で書き上げることも能力! いいから黙って書きなさい!」 『うぐ…はい、申し訳ございません』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #炭酸水の台本 #台本
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