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声劇「星の声」
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星を見る度に君を想うよ。 ーーーーーーーーーーーーー 声が聞こえたんだ。 途切れ途切れで全部はわからなかったけれど。 芯の強い声だった。 古いラジオを見つけて、なんとなく再生ボタンを押したら流れだして…それは星の声だった。 どこかの遠くの、星の声。 力強く生きていて、でもどこか寂しそうで。 笑っているようで泣いているようだった。 別れの言葉を最後に何も聞こえなくなってしまったけれど。 この声はね、もう何十億年も昔に発信されたものなんだって。 その頃の地球は人が住めるような環境じゃなかったんだ…。 私たちが生まれるずっとずっとずーっと前のこと。 だから聞こえてきた今はもう、この声の星は消えていて、確かに光り輝いているけどそこには存在しないんだ。 見えるのに存在しないなんて不思議だよね…。 この声もきっとそれがわかっていたんだね。 それでも希望を捨てなかった、強い強い声。 だからね、届かなかったとしても言いたいと思ったんだ。 君の声、見つけたよ。 私の声は君に届いたかな? ーーーーーーーーーーーーー https://nana-music.com/sounds/040082d0 こちらの続編。 孤独な星もこれで救われたのでしょうか。 素敵なBGMをお借りしました。 アドリブ、改変などご自由にどうぞ。 るん太 #声劇 #一人声劇 #朗読 #台本 #るん太の台本 #シリアス #切ない #泣ける台本

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