
【予告風】少女は蜜を食む【声劇台本】
▼:「コラボ者様」▽:「コラボ者様」/伴奏:koko様、ポン酢様/台本:珠葵
──甘い香りだけが、俺の心に残った。 ----------------------------- ▼: 霧がかった山の中で、出会ったのは 見たところ、齢十五そこそこといった少女。 ▽:「…旅のお方、ですか?」 ▼: 澄んだ声の彼女から、何故か目を離せなかった。 ▽:「こんな山奥まで、お疲れでしょう。」 ▼:「いや…、平気だ。慣れているからな。 君は、この辺りに住んでいるのか?」 ▽:「ええ。生まれた時から、この山に。」 ▼: 不思議な少女だった。 何処からか、甘い香りが鼻孔をくすぐり、目を細める俺に、 ▽:「私、桃(タオ)。」 ▼: 緩やかに笑みを浮かべ、彼女は呟いた。 ▽:「月(ユエ)さん!また来てくれたんですね!」 ▼:「君の作る菓子は美味いからね。」 ▽:「ふふ、嬉しい。」 ▼: 人気のない山奥で菓子など。 ▽:「あっ…、いたた、」 ▼:「大丈夫か?」 ▼: その、小さな足さえも。 ▽:「私、月さんが思うような女じゃないわ。」 ▼:「っ…、桃、待ってくれ…!」 ▽:【少女は蜜を食む】 ▼: 彼女の唇は、熟れた果実の甘い香りがした。 ----------------------------- ▼月(ユエ): 各地を旅する流浪の男。 ▽桃(タオ): 山奥に住む少女。 中国には、「桃娘(タオニャン)」という都市伝説があるらしい。 乳離れした頃から桃の果実のみを与えられ、その娘の体液は甘い桃の味に変わるそうだ。 ----------------------------- ✾貼り付けは台本部分のみでお願いします。 ✾使用してくださる際は、台本の他、伴奏者様にも拍手・コメントをお願いします。 ✾過度なアドリブ、改変はご遠慮ください。 #声劇 #声劇台本 #二人声劇 #二人声劇台本 #コラボ用 #珠葵台本 #珠葵童話 #珠葵語り
