
君と歩いた道 弾き語り
浜田省吾
2005年の曲。 2005年、当時のライブでこの曲が演奏された時、スクリーンに映し出されたのは、とある男女が出会ってから老いるまでを辿る映像。 15才で出会い、老夫婦となるまで寄り添う姿。 最後に女性の方がふわりと消えてしまう、という悲しいもの。 映像のとおり、もしも少年時代に戻ってもまた君と歩く人生を選ぶという、伴侶を想う男性の想いが綴られている歌。 同時に、この歌における「君」は音楽そのものを指していると思われます。 何故なら、歌詞の冒頭で「もし15才のあの夏に戻って」とあるから。 君と歩いた道から遡ること25年、1980年の「終わりなき疾走」という曲では、 15の時 通りのウインドウに飾ってあったギターを見た時 稲妻が俺の躰駆け抜け 全ての夢が走り出し… とあります。 15才の時に、楽器店に展示されていたエレキギターを見て強烈なインパクトを得て、浜田さんは音楽の道を歩き出すわけです。 そうして、ミュージシャンとして生きてきたけれど、もしも、ギターを見てロックに憧れた15才のあの頃に戻って人生をやり直せるとしても、やはり同じように俺は音楽をやる。 という、自分がやってきた音楽や、その中で出会ってきた人たちへの愛情を表現していると思われます。 という経緯を踏まえてから、改めて 終わりなき疾走 君と歩いた道 を続けて聴くと感慨深いのです。 その稲妻が走った楽器店があったのは、広島県呉市の商店街です。 省吾兄さんが見たギターはグヤトーンのエレキ。 憧れのあまり、僕はその商店街に2度行ったし、古いグヤトーンも1本持っている……アホですな。 そこには「公声堂」という楽器店がありまして、そこが稲妻地点なのかもしれませんが、当時はその近くにもう1軒楽器店があったらしく、そこが本命ではないかという声も多いです。 そのもう1軒ってのは、公声堂のすぐそばにある現在パチンコ屋さんになっている場所ではないかというのが僕の推察です。 で、商店街の中に「サントス」という喫茶店がありまして、そこは省吾兄さんの同級生のお姉様(だったと思う)が経営されています。 オムカレーライスがとても美味しいのです。 浜田省吾ファンという贔屓目フィルターを取り除いたとしてもとても美味だと思うので、皆さんに是非食べて欲しい逸品です。 近所の人たち、ルーだけ買いに来てたなぁ。 君と歩いた道(cover full) https://youtu.be/CGlNFCGaNsM 歌詞✩࿐⋆* もし15才のあの夏に戻って そこからもう一度やり直せたら どんな人生送るだろう? 今よりも若く強い体 学んだ知恵 活かして 曲りくねった道を行こうと 迷わない 過ちや躓きを繰り返すことなく 夢の階段 真っ直ぐに駆け上がってゆく 若過ぎて思いやりもなく傷つけ 別れた人達 また出逢えたら 心の絆 失わない だけど もしも君とどこかですれ違って 出逢うこともなくて愛されないのなら悲劇さ もし15才のあの夏に戻って そこからもう一度やり直せても この人生を選ぶだろう 君と歩いた道をもう一度歩くだろう #アキ浜田省吾 #アキ君と歩いた道
