うるお🐸またつまらぬものも切れなかった

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皆さん「LGBTQ+」って言葉ご存知ですか？ 最初の4文字は聞いたことある方もいるかもしれません。 これは L レズビアン G ゲイ B バイ T トランスジェンダー Q クィア・クエッショニング + それらに該当しない性的少数者 の頭文字をとった 「セクシャルマイノリティ(性的少数者)」を括った言葉です。 一般的には 男の体で生まれてきたら自分を男だと思って生き、女性のことが好きになる。女性の場合は逆。ですよね。 その「一般的」な性自認や性的指向を持たない人々のことをLGBTQ+と表現します。 この言葉、僕個人的には超ややこしいと思っています。 なぜならこの中には色んなものがいっしょくたになってるからです。 僕の恋愛対象を語るには、まずこのごちゃごちゃした状況を整理しなければいけません。 一つ前のキャプでもご説明しましたが、 人は全員それぞれ 生物学的性別 性自認 を持ち合わせています。 誰でももれなく、勿論あなたもです。 これが両方同じでない場合、トランスジェンダーやクィア・クエッショニングとなります。 実はここまででセクシャルマイノリティを語る上でもう一つ出てきていないワードがあります。 LGBTQ+の中にはそれ以外の頭文字もありますよね？ レズビアン、ゲイ、バイ。 この方々は「生物学的性別、性自認はどちらも同等だが、同性もしくは両方が恋愛対象になる人」です。 そう、つまり誰を好きになるか 性的指向 これがもう一つの重要なワードになります。 そしてここではさらっとしか触れませんが、 もう一つ、性表現、という要素があります これは自分の性別をどのように表現するか(言葉遣い、身振り、服装)のことを言い つまり、人を構成する要素として 生物学的性別(体の性別) 性自認(自分をどういう性と認識しているか) 性表現(性別をどのように表現するか) 性的指向(どんな性別を好きになるか) があり、その組み合わせによって性別は何種類でもできあがるのです。 性自認と性的指向 のことをSexual Orientation and Gender Identityの頭文字をとって 「SOGI(ソジ)」と言ったりします LGBTQ+が「何者か」を表現しているのに対し SOGIは「状態」を表しています ゲイの方々は 「体も心も男性、で男性が好き」 なわけであり、性自認は男性です。 (ここで性表現が男性の方もいれば、女性よりの方もいます) では、トランスジェンダーの方々はどうでしょう 体は女性として生まれてきたけど、心は男性で、性転換をして体も戸籍も見た目も男性になったとします。 さて、その方の恋愛対象は女性だと思いますか？ 正解は「その人による」です。 女性が好きなこともあれば、男性が好きなことも、両方が対象の場合も全性愛者の場合もあります。 男性が必ずしも女性を好きになるわけではないように、トランスジェンダーの方が必ずしも性転換後の異性を好きになるわけではないのです。(割合とかはわかりません) そう、つまり、 性的指向もまた人それぞれなのです。 LGBTQ+という言葉、 前半の<LGB>は「性的指向」がマイノリティ を指し、 後半の<TQ+>は「性自認」がマイノリティ を指すのでややこしいと思うんですよね セクシャルマイノリティを知ってもらうためにはとても大事なものですが、逆に全貌を見えなくさせているとも思います。 今は使うしかないけれど、いつかくくり自体がなくなればいいなと思います。 では、僕は何なのかと言うと、 性自認は「両方いて、いない」であり 性表現は「どっちもするし、奇天烈」であり 性的指向は「男性を好きになる」です そう、僕の恋愛対象は男性です。 女性に首輪で繋がれたりヒールで踏んづけられたら死ぬほど興奮しますが、恋愛対象ではありません。(逆に男性は恋愛対象だけど首輪で繋がれるのも踏んづけられるのも嫌だ。そしてそこは今回は何も関係ない) 「え、じゃあセ○クスする時は何役なの？」 と思われた方、 それは教えません。 と、いうかですね、 僕は稀代のスケベなのでそういうことも勿論したいと思いますが、正直自分でもどうなるのかわかりません。 なぜなら、 この性別を自認してからそういうことに縁がないからですね。 この性自認にたどり着くまで紆余曲折あったんですよ…色々苦しんでましたが、まず僕自身が多様性を知ることから初めてなきゃいけなかったから、そんなに簡単に今のスタイルになったわけではないのです。 だから未定です。 稀代のスケベなのでどうしたいかとかの理想は勿論ありますが、それはお話しません笑 それ話すには生物学的性別言わなきゃいけなくなるけど、言いたくないからですね。 はたしてどうなることやら。 生物学的性別は言わないのになぜ恋愛対象については話したのか、と言うとですね これがLGBTQ+やSOGIを知ってもらういい機会になるんじゃないかと思ったからです。 ぶっちゃければ言わない方が楽です。 固定概念なく見てもらえるから。 でもそれじゃ、 僕のXジェンダーのカミングアウトだけじゃ、 色々気になることが残るじゃないですか。 抽象的な、漠然としたままにしたら、結局よくわからないまま終わってしまうと思ったんですよね。 皆さんからは遠い存在の人が遠くでなんか言ってるレベルにしかならない。 せっかくカミングアウトするなら、僕の立場だからわかる話、話せる話をして、意味のあるものにしたい。 全員SOGIがある、自分にもSOGIがあるって認識してもらえれば「遠い存在」ではなくなるかなと。 その理論でいくとスケベの時何役なのかもホントは話した方がわかりやすくていいんですけど(皆さんが聞きたいかどうかは別として)、そこは体関係なく声だけでコミュニケーションとれるツールを存分に楽しませてください。 と、まあ、これが僕の思うLGBTQ+の概要と 僕の恋愛対象についてでした。 一応僕の知識をふんだんに使って説明しましたが、 性別というのは本当に様々で果たしてこの説明が100％合ってるか、と言うとちょっと自信ありません。 今色んな概念が形作られているところなので、僕が知らない何かや表現の仕方が凄い速さで生まれています。 正確には 「今までも存在していたけど存在として認められなかったことにやっと光を当て始めた」 状態だと思います。 個々の性別は本当に多様なので、セクシャルマイノリティ同士でもお互いのことをまだまだ理解し合えてなかったりするそうです。 言葉なども含め注意を払って書いたつもりですが、もし間違っているところやおかしなところ、言葉的に不適切なところがあれば教えて下さい。僕も勉強中。一緒に勉強させてください。 そしてもし少しでも気になっていただけたら、ぜひ色々検索してみてください。 今回はややこしくなるから紹介しませんでしたが、性自認も性的指向もまだまだたくさんあります。 サラッと流した性表現も人を構成する大事な要素です。 思い出してください、アメリカのFacebookの性別は58種類ですよ。 再三言いますが、性別は多様です。 参考として、これらをもっとわかりやすく解説してくれてるサイトを張っておきます。 https://jobrainbow.jp/magazine/what-is-lgbt こちらのサイトは色んな解説をしてくれていてわかりやすいです。 もしご自身の性別に違和感を持っている人は調べることで自分を理解することができるかもしれない。 今までLGBTQ＋について知らなかった人はそれを知る機会になります。 マイノリティだけじゃない、世間にあふれている「らしさ」に悩まされている方も、決して他人ごとではありません。 大事なことは「知る」ことです。 固定概念からのあてつけも、 半端な知識による潜在的差別も、 「知り、理解する」ことによって気づいていけることだと思います。 今回の僕のカミングアウトと文章が、 「あなた」に意識をさせるものになることを願っています。