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【声劇台本】彼岸花心中 (二人声劇)
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声劇台本第41弾です。 最近とんとnanaご無沙汰でしたすみません。 そして久しぶりに業の深い作品を書きました。 とりあえず、ジッパーセーラー服大好き説。 <注意点> ・ふざけ声劇は世界観を壊しますので御遠慮下さい。 ・できる限りたくさんの人に見ていただきたいので、 キャプション画面への台本のコピペはお控え下さい。 ・nana外で使用は基本NGですが、どうしてもという 場合は、コメ欄にてご相談下さいませ。 ・拍手やコメを頂けますととても喜びます。 -------------以下台本-------------- 性別変更/ ✕ 一人称・二人称の変更/ 世界観を壊すものでなければ〇 アドリブ/ 世界観を壊すものでなけれなければ〇 ※記載の時間はあくまでも目安なので、演じやすい形で演じてくださいませ。 (カウント後すぐ) 青年:「気まぐれに訪れた、住む人ももはやいない山奥には、彼岸花(ひがんばな)が咲き誇っていた。」 (音楽) (1:21)少女:「あなたは…?」 青年:「そこにぽつんと佇(たたず)んでいた少女。学生服に、美しい顔の半分を狐の面で隠した、浮世離れ(うきよばなれ)したその姿に、僕は一目で恋をした。」 少女:「私に名前はないの。だって私は、人ではないのだから。」 青年:「君は何故こんなところにいるんだい?」 少女:「私は、この世界を滅ぼすためだけに遣(つか)わされた存在。世界が混迷(こんめい)をきたし、民草(たみぐさ)の血が流れすぎた時、全てを無に帰(き)して、やり直しをするの。」 青年:「この世界は…終わるのか……。そうか、それもいいかもしれないな。」 少女:「なぜ?」 青年:「僕はね、戦争は嫌いなんだよ。だから、君が世界を終わらせる時が来たら、」 少女:「『君のそばで、その時を見ていてもいいかい?』そう言って微笑んだ彼の笑顔は、悲しく、優しかった。」 (雨音/以下テンポを上げ、被せ気味に) (0:25)少女:「人に心を移すことなんてなかったのに。」 青年:「そんな!?彼女を殺せと言うのですか!?」 少女:「幾度(いくど)となく繰り返されてきた歴史。」 青年:「僕にはできない!」 少女:「私は何度、この手を振り下ろしてきただろう。」 青年:「彼女のすることと、貴方達のすることの、一体何が違うというんだ!」 少女:「でも今は……」 (無音) (0:09~0:08あたり)少女:「私を……殺して……」 (0:06刃物の音SE) (0:05)青年:「それは誰にも知られることのない」 (0:03)少女:「葉見ず(はみず)花見ずの、彼岸花心中。」 -------------了-------------- その恋は、まさに彼岸花の恋だった。 <設定> ・少女 セーラー服に狐面という出で立ちの風変わりな少女。 その姿はあくまでたおやかで優しげだが、正体は、世界の秩序が乱れた時にのみ現れる、天帝(てんてい)の遣(つか)い。今回も世界を一度滅ぼし、やり直しをさせるためにやってきた。 ・青年将校 名家の出のため労なくその地位についたが、戦場で流れる血を見、自らの手も汚した結果、戦争への嫌悪感、自分ではどうすることもできない苦しさに苛(さいな)まれる。 ・終焉の伝承(しゅうえんのでんしょう) 世界を滅ぼす少女の伝承。国を動かすほんのひと握りの人間にだけ語り継がれている。破滅を防ぐためには少女を殺すしかないため、動乱が起きる度、少女が現れるとされる彼岸花畑には、密かに監視が置かれている。しかし未だ、彼女を殺すことに成功した例はない。 ・彼岸花 花が先に咲き、葉が後から伸びる性質を持つ。その葉と花を一緒に見ることがないことから、「葉見ず花見ず」と呼ばれる。悲恋の象徴であり、死人花や地獄花などと不吉な呼ばれ方をされることもある花。 少女と世界の共存はありえないため、彼女は常に彼岸花畑に現れる。 <使用音源> DOVA SYNDROME より ・すれ違い/shimtone様 ・虫の鳴き声と夏の雨音/Yuno様 Oto Logicより ・斬る2 編集/某ジッパー結子 #ジッパー本 #声劇 #声劇台本 #二人声劇 #和風 #コラボ歓迎 #コラボ #コラボ募集中 #声劇民 #声劇民と繋がりたい #nana民と繋がりたい #聴きに行きます #聞きに行きます #nana民と仲良くなりたい #コメくれると嬉しい

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