
カムイ外伝 忍びのテーマ
水原弘
白土三平さん原作漫画のテレビアニメ「忍風カムイ外伝」の主題歌を、スカリーさんの素晴らしい伴奏で歌わせていただきました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*° スカリーさん、素敵な伴奏を本当にありがとうございましたm(_ _)m カムイ外伝とは、徳川幕府の下忍である天才忍風カムイが、任務で幕府が転覆する恐れのある秘密を知ってしまったために幕府から命を狙われることになったことから、自ら抜忍となり追っ手から逃げ、隠れ、倒しながら、信じられる者が誰もいない状況を1人で生き抜いていく姿を描いた辛く悲しい物語です。 そもそも私は小学生の頃に、カムイ外伝の本伝であるカムイ伝の3巻を親戚の叔父さんから貰って読んでハマってしまい、それからお小遣いで1巻から買い集めて全巻揃えました。 物語は江戸時代の中期、東北地方にある日置藩の非人部落に産まれ、誰よりも強くなることで非人という最低の身分から脱出して自由になることを願い忍者となったが結局さらに厳しい掟に縛られ自由を失うことになった非人カムイと、花巻村の庄屋の下人として産まれ、知恵と勉学の力で本百姓になり農民のリーダーになっていく農民正助、愚鈍な藩主と狡猾な目付の策略により滅ぼされた次席家老の遺児であり、最初は一門の敵討ちを願っていたが、正助や非人達と交流するうちに武士でありながら身分制度に疑問を持ち始め葛藤する剣の達人草加竜之進、お金の力が全てと信じ流刑人から成り上がっていく商人夢屋七兵衛、そして毛の色が白く産まれたため群れから迫害され孤独になった白き狼カムイを中心に、当時の理不尽な身分制度や様々な困難に翻弄される人々の生死を描いた壮大な漫画で、漫画がだんだん劇画調にかわって行くと同時に、物語も次第に大人向けになっていき、江戸時代当時の身分制度や各身分の人々の暮らしなど、学校の歴史の授業より勉強になった記憶があります。 またカムイ伝は、当時小中学生だった私にとって、世の中の理不尽さや、身分や肌の色等の違いによる差別、なぜいじめが起きそれが無くならないのかなど、いろんなことを考えるきっかけとなった漫画でもあります。 その後を描いたカムイ伝第2部もコミックが出ていますので、まだお読みでなければぜひおすすめします。 歌詞 作詞 李春子 作曲 大本恭敬 忍が通る 獣道 風がカムイの 影を斬る 孤(ひと)り 孤り カムイ 孤り 孤り カムイ 風の中を抜けて行く 忍が 通る 遠い道 闇がカムイの 影を斬る 孤り 孤り カムイ 孤り 孤り カムイ 闇の中を 抜けて行く #昭和アニメ #アニソン #カムイ
