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【声劇台本】 国主の静かなる決意 【2人声劇】
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時代背景⇨戦国時代 場面⇨とある夜、某国主と正室の2人きりの酒の席にて 初めて声劇台本に挑戦! 戦国時代好きにおすすめの設定になってます。 もしよろしければ、どうぞ! 拍手やコメントいただけると喜びます。 正室『いかがなされました、殿。お顔の色が優れておらぬようお見受け致しますが…』 国主『…世は群雄割拠しておる。皆(みな)が我先にと天下(てんが)を狙うてな。』 正室『えぇ、それはよう存じ上げておりまする。』 国主『国主である儂(わし)が斯様(かよう)な事を口にするは御法度もいいところだが、天下とは左様に魅力的なものであろうか。』 正室『皆口々に、天下を獲ったあかつきには戦(いくさ)が無くなると信じておりまする故…』 国主『確かに戦が無くなれば、無駄な血も流れず命が散ることもない。されど、だからとて天下のためとはいえ、血が流れ命が散ることは許されるのか?』 正室『…左様でございますね。私(わたくし)も殿の仰るとおりだと思うておりますれば。』 国主『天下が儂に牙を剥くというのであれば、この身を盾にし、この国を守る。例えこの命尽き果てようとも、必ずや…!』 正室『殿、私も殿の出向かれるところ、何処へなりともついて参る所存にございます。それが、この国の、いえ、この日の本(ひのもと)の為になると信じて…!』 ⭐︎あとがき⭐︎ 国主が妻にしか言えない本音、1人の人間が国を背負い戦国時代を駆け抜けていく様を描いてみました。 国主は常に孤独な戦いを強いられる中で、唯一弱みや本音を曝け出せるのが、意外と妻の前だけだったりするのです。 夫婦二人三脚とは、まさにこのことなのでしょうね。 ⭐︎BGMは、rito様からお借りしました! ぜひこちらにも拍手をよろしくお願いします。 #声劇 #声劇台本 #2人声劇 #コラボ #台本 #戦国

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