
眠り✨☘
todorokigentaro
作詞:todorokigentaro 作曲:ORPHEUS ゆっくりと目を開いた。 病室の暗い天井が見える。 勇作と彩子の視点はあの辺りだ。 「勇作、わかる? わたしは、優! わたしが跳んだの。 今、勇作と一緒にいるのは彩子よ。 まだ、眠ってると思うけど。 わたしは、少しだけ彩子と話せたの。 彩子は、引きこもりたかったの。どこかに。 でも、引きこもれる場所はなかった。 今、彩子は自分がつくったそっちの世界で眠り続けてる。 名前を呼んでも、声をかけても起きないの。 彩子の意識の起こし方が分からない。 もしかしたら、彩子は意識を閉じているだけかもしれない! でも、どうしていいか分からなかった。 それを勇作に説明したくて跳んだの。 勇作! 彩子に、本来いるべきところに戻るように話して! わたしはこの後、眠るかもしれないけど、勇作は、もう跳んじゃだめ! 彩子じゃないことが、すぐに分かっちゃうから! まわりは、ショック症状の一つだと解釈したみたいだけど、勇作の動きは彩子とは全然違っていたの。 彩子がこっちの世界に戻るまで、私が頑張るから、勇作は彩子を説得してちょうだい、、、。」 優は身体的な疲労から、すぐに眠りについた。 静かな寝息が続くばかりであった。 [一部抜粋] #todorokigentaro詩 #todorokigentaroORPHEUS #todorokigentaro眠り #todorokigentaro俯瞰シリーズ
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