nana

消灯✨☘
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作詞:todorokigentaro 作曲:ORPHEUS 消灯時刻が来た。 こちらからコールボタンを押さない限り誰も来ないだろう。 目を開けて、優(ゆう)たちがいる辺りを見つめる。 自分にしか聞こえないほどの小さな声で話す。 「優、彩子、分かるか? 体はもう大丈夫だ。安心しろ。 以前、一度実験をしたことがあった。 優が眠っている時だった。 彩子がバスの中で、うたた寝をしている時に 彩子の意識に集中していたら、彩子が眠りに入る瞬間に彩子の体に吸い込まれそうになった。 その時、彩子はこちらの世界に、自分と入れ替わるように来かかったのがわかった。 自分が意識を押し戻して、入れ替わることは避けたが、あの時、跳んでいたら意識が入れ替わっていただろう。 危険なことだから、優(ゆう)には黙っていたが、『跳ぶ』と言うのは、そう言うことなんだ。 彩子、これから僕は眠りに入る。 昼間の騒動で体は疲れているから、すぐに眠れると思う。 僕が眠る瞬間に、彩子が跳ぶんだ。 僕の意識に集中して。 跳んだら元の世界に戻れるよ。」 目を閉じて、全身の力を抜いた。 眠りが来るのを静かに待った。 目の奥の辺りに自分の意識が息を潜めているように感じる。 そして、何かに吸い込まれるように浮き上がる感覚に襲われた。 [一部抜粋] #todorokigentaro詩 #todorokigentaroORPHEUS #todorokigentaro消灯 #todorokigentaro俯瞰シリーズ

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