
桃薫る岩間の女仙の子守唄
おおかみとねこ
岩間の川を辿っていたら、桃薫る桃源郷がありまして。 ふと川辺に目を凝らしたら、女仙が一人おりまして、 光を柔らかくかえす布で包んだ赤子を、大事そうに抱えておりました。 穏やかな水面のように揺れながら、何か歌っておりましてな。 きっと子守唄なのでしょう。 しばらく我らは船を漕ぐのをやめ、ゆっくり波の赴くまま、その歌を聴いておりました。 共に奏でられた音は、近くにあった桃の木が歌ったものなのでしょうな。 なんとも美しいと景色でございまして、こちらに残したく存じます。 誠に稀有で、美しい景色でございました。 お茶に梅酒で舟上の宴と興じませう。 #歌物語 #旅
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