nana

【声劇台本】ヴァルハラの騎士(一人声劇/朗読)
299
16
コメント数5
1

声劇台本第26弾です。 男性でも女性でも読めて、 かつ関係性なども読み手さまの想像に任せられる作品を書いてみたいなぁ、と、唐突に思いついたネタです。 とある騎士の、女性の身でありながら王となった主への視点です。 恋慕の感情でも、友人、家族(親子や兄弟姉妹)としての慕情でも、どちらでも受け取れると思います。 尺にはやや余裕がある…と思いますので、 感じたままお読みくださいませ。 <注意点> ・ふざけ声劇は世界観を壊しますので御遠慮下さい。 ・できる限りたくさんの人に見て頂きたいので、キャ プション画面への台本のコピペはお控え下さい。 ・nana外で使用は基本NGですが、どうしてもという 場合は、コメ欄にてご相談下さいませ。 ・拍手やコメを頂けますととても喜びますし、 ゆっくりではありますが聴きに伺います。 <特記事項> 性別変更/ 〇(むしろ女騎士も聴いてみたいです) 一人称・二人称の変更/ 世界観を壊すものでなければ〇 アドリブや言い回しの変更/ 〇 -------------以下台本-------------- 此処(ここ)はどこだろう。 深い、闇だ。 身体は鉛(なまり)のように重く、 飲み込んだ唾(つば)は、鉄錆(てつさび)の味がした。 そうだ、私は死んだのだ。 祖国のため、我が忠誠を誓った王のため、 戦場を駆(か)け、そして死んだのだ。 あの方はご無事だろうか。 今でもはっきりと思い出せる。 王冠を戴(いただ)いた、その美しき容貌(よこがお)。 嫋(たお)やかな乙女のまま生きることを許されなかった方。 国を救うため、己の全てを捨てた方。 その華奢(きゃしゃ)な双肩(そうけん)に国を背負い、 笑顔はいつしか失われた。 それは圧倒的な威厳(いげん)。 だが私には、それが少し切なかった。 願わくば、全てが幸福な結末になるようにと、 この身を超えた願いを抱いて、沈んでゆこう。 戦乙女(ワルキューレ/ヴァルキュリア)よ…。 其方(そなた)の顔はあの方によく似ているな。 其方に導かれるなら、 私は喜んで「死せる戦士たち(アインヘリヤル)」となろう。 やがて来るラグナロクから 私の愛する存在(もの)を守るため、 どこまでも戦士たろうではないか。 さぁ行こう、乙女よ。 -------------Fin-------------- 死してなお、私は貴女の剣でありたい。 <用語の解説> ・戦乙女(ワルキューレ/ヴァルキュリア) 北欧神話における、戦場で生きる者と死ぬ者を定め、戦死者を天上の宮殿ヴァルハラへ導く、といわれている半神。 ・アインヘリヤル 戦乙女に導かれた先のヴァルハラで死んだ戦士たちは、終末戦争ラグナロクに備える兵士(アインヘリヤル)として日夜戦い続けることになる。 ・ラグナロク 終末戦争。厳しい冬が3度続き、人々のモラルは崩れ去り、生き物は死に絶えると言われている。その日はあらゆる悪神・悪霊・ケダモノの足枷と縛めが消し飛ぶ。 <使用音源> DOVA SYNDROME より ・Edel Bon / ISAo さま 編集/ 芥子菜ジパ子 #ジパ本 #声劇 #声劇台本 #朗読 #コラボ歓迎 #コラボ #コラボ募集中 #声劇民 #声劇民と繋がりたい #nana民と繋がりたい #聴きに行きます #聞きに行きます #nana民と仲良くなりたい #コメくれると嬉しい

partnerパートナー広告
UTAO
5コメント
ロード中