todorokigentaro

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作詞：todorokigentaro 作曲：ORPHEUS ・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ 油と洗剤の微(かす)かな匂い。 調理実習室は、どこもこんな匂いがする。 曲の打ち合わせをするには、場違いな気もするが、 他に空(あ)いてなかったので仕方がない。 楽譜を広げる。 ユウさんは、楽器をチューニングしている。 タブレットを準備する。 二人で打ち合わせするには、広すぎる調理実習室。 ユウさんは、音符を指差して、口ずさむ。 それは分かっている。 その下のパートも指を指(さ)して、口ずさむ。 ユニゾンか。 さらに、下のパートも口ずさむ。 同じパターンだ。 その下のパートも。 フレーズのことか。 その下のパート。 パターンが違う。フレージングの問題か。 一番下のパート。 なるほど、ここのフレージングは重要だ。 １小節を吟味するのに10分かかった。 だから、最後まで譜面を繰(く)ると５時間かかるんだ。 でも、この曲の正体が分かったよ。 そうか、こう言うことをやりたかったのか。 クタクタになったけど、大切な時間だった。 ・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ #自動作曲システム #todorokigentaro詩 #todorokigentaroORPHEUS #todorokigentaro曲を解釈するための時間