【シリーズ声劇台本】三人の花嫁~破~(一人声劇)
「私」:素敵なコラボ者さま / 台本:芥子菜ジパ子
【シリーズ声劇台本】三人の花嫁~破~(一人声劇)
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声劇台本第19弾、「三人の花嫁」の二話目です。
※ホラーです。苦手な方は回れ右を推奨します。
連投失礼致しました。
逗留する宿に蠢く悪意と狂気が、
ついに牙を剥きます。
・三人の花嫁~序~(一話目)
https://nana-music.com/sounds/054253e6
・三人の花嫁~急~(三話目)
https://nana-music.com/sounds/0542545b
・三人の花嫁~滅~(最終話)
https://nana-music.com/sounds/054254a5
<注意点>
・ふざけ声劇は世界観を壊しますので御遠慮下さい。
・できる限りたくさんの人に見て頂きたいので、キャ プション画面への台本のコピペはお控え下さい。
・nana外で使用は基本NGですが、どうしてもという
場合は、コメ欄にてご相談下さいませ。
・拍手やコメを頂けますととても喜びますし、
ゆっくりではありますが聴きに伺います。
<特記事項>
性別変更/ ○
一人称・二人称の変更/ 世界観を壊すものでなければ〇
アドリブ/ 世界観を壊すものでなければ〇
-------------以下台本--------------
その時から、私の孤独な戦いが始まった。
視界の隅(すみ)には常に女が三人いた。
花嫁衣裳の女が三人。
眼窩(がんか)は暗い闇になっており、口元には笑みをたたえている。
耳元に吐息を感じることもあれば、
「見えてるんだろぅ?」と話しかけられることもあった。
備(そな)え付けの冷蔵庫の中身は直ぐに腐った。
部屋の隅(すみ)あたりからガリガリと音が聞こえると思って見やれば、花嫁たちが笑いながら畳(たたみ)に爪を立てていた。
そして、ついにその時が来てしまった。
5月2日 編集の女性が子連れでやってくる。
何も知らない彼女は、「なんでこんなに汚い水を放っておくのかしら、宿の怠慢(たいまん)ね」などと言いながら、水を交換した。
止めようと思ったが、止めてはあの三人の花嫁たちに、私が存在に気付いていることを知られてしまう、と、私は言葉を飲み込んだ。
彼女の背後に、今にも彼女を飲み込まんと、大きく口を縦に明け、眼窩(がんか)の闇をかまぼこ型に微笑ませた花嫁たちが見えた。
5月3日 彼女の子供が死んだ。
5月4日 彼女は発狂の後、笑いながら首を括(くく)った。
…もうダメだ。逃げよう。
-------------続--------------
逃げられるのか?
<使用音源>
DOVA SYNDROME より
・less /shimtone さま
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