「幸せを祈る青年」

秘密結社 路地裏珈琲

「その歌声は、芽吹き諸手を広げた双葉の生命。陽を求めて穏やかに伸びるは、ひたむきな緑の音色。汝に”春の息吹”の名を......君の旅が穏やかに健やかに満ちゆく事を祈って、ここに祝福を。🌱こういうの、二つ名っていうんだって。はい、いい事ありますように」

「お前を、奇才の名前に埋もれさせなんかしないよ。色彩に愛された、鮮やかな音色。さながら、雨だれに散乱する陽光と虹彩。その命“夢幻の住人“と名付けよう。俺たちを素敵な夢に連れてってね.....なーんてさ。汝絶えぬ祝福を。はい、これあげる🌈」

「汝の歌声は、日夜を揺るがす歓喜の叫び。墜つる生命を鼓舞し、天まで届けるその強大な力、“大鳴神”の名に相応しい。君の旅が笑いの絶えない素敵なものであることを祈って、ここに祝福を。⚡️こういうの、二つ名って言うんだって。はい、いい事ありますように」

「その歌声、優しい幻惑にして、ひとときの苦しみを包み隠す。淑やかなるもやの如し汝に、“星霧の子”の名を......君の旅がどこまでも楽しみで一杯になる事を祈って、ここに祝福を。こういうの、二つ名っていうんだって。はい、いい事ありますように」

「その歌声、常世も現世も隔てなく、迷える命の手を引いて、安寧に帰す癒しの祝詞。汝の力、“烏兎（うと）だまり”に相応しい。君の旅が、絶え間なく幸せに巡り合う事を祈って、ここに祝福を。こういうの、二つ名っていうんだって。はい、いい事ありますように」

「その歌声、感情のままに空を行く、自由の象徴也。縛られる事なく、人に驚きと力を与える汝、“瑞(ずい)なる箒星”の名に相応しい。君の旅が幸せへの順路である事を祈って、ここに祝福を。こういうの、二つ名っていうんだって。はい、いい事ありますように」

「その指は、数多の心を紡ぎあげ、想いを依って大河と成す。明暗併せ喜びへと還す汝に、“歓杖(かんじょう)の指揮者”の名を......。君の旅が新たな縁に恵まれる事を祈って、ここに祝福を。こういうの、二つ名っていうんだって。はい、いい事ありますように」

「その歌声、未開の明日を恐れず、荒野を駆ける駿馬の如し。好奇と希望を力と成したその姿、“暁の天馬”の名に相応しい。君の旅が、未だ見ぬ夢で満たされる事を祈って、ここに祝福を.......。🦄こういうの、二つ名って言うんだって。はい、いい事ありますように」

「強さを求め、己を試し、鍛錬の道をひた進むは、汝の歌声。戦さ場に咲く花の如く、可憐にして苛烈、爪隠す”化け猫“の名こそ相応しい......君の旅が新たな強さを育んでくれる事を祈って、ここに祝福を。🐈こういうの、二つ名って言うんだって。はい、いい事ありますように」

「汝、身を焦がす危機すらも快感として、この世全てを愉悦とす。人を湧かせる享楽の歌声には、“花街の華“の名を。君の旅が未だ見ぬ喜びに溢れることを祈って、ここに祝福を。💐こういうの、二つ名って言うんだって。はい。いい事ありますように。」

「汝、淑女の気高さを秘めて、軽やかに現の世を渡るは、変幻自在、陽炎の如し。人を惑わす音は”妖子狐(あやかしこぎつね)”の名に相応しい。君の旅が愉快極まりない事を祈って、ここに祝福を。⛩こういうの、二つ名って言うんだって。はい、いい事ありますように」

「その歌声は強く、健気に陽光を目指し、伸びゆく深緑の諸手の如し。弱きを守り、影に抱く慈愛は”とねりこ”の名に相応しい.......君の旅が心豊かな毎日である事を祈って、ここに祝福を。🌳こういうの、二つ名って言うんだって。はい、いい事ありますように」

「呪われた英雄像だなんて、よくもまぁそんな名前がついたよねぇ。曇りなく鮮やかに伸び広がる、その歌声は、人を魅せる勇気の花。”白日の向日葵“に相応しい。伸び伸び、元気に育つおまじない......なんつって。汝に絶えぬ祝福を。はい、これあげる🌻」

「汝の歌声は、虚空に色を撒き、空を織って夜明けを編む。未知なる未来に夢を託すその力、“明日紡ぎ“ の名に相応しい......君の旅が希望に満ちたものである事を祈って、ここに祝福を。🌅こういうの、二つ名って言うんだって。はい、いい事ありますように」