ひなの

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※百合表現注意 初めてのくせに一丁前に効果音つけてしまいました。 『少女レイ』という曲を元に台本を作りました。 一人称は曲に合わせて“僕”にしました。 一応女の子同士の話です。 性転換はありだと思います。 色々おかしい点はあると思いますが、目を瞑ってやってください。 最後踏切の前で言うか言わないかは任せます！ ※ちょこちょこ改訂してますごめんなさい ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ (蝉の声) 蝉の声が煩い夏の日。 踏切の先に見えるのは大好きな友達。 僕とお揃いのキーホルダーに不揃いのスカート。 僕を指差し笑う透明な少女。 (曲入り)(01:15〜) 彼女はとても美しかった。一目惚れだった。 彼女は僕に手を差し伸べて、僕と友達になってくれた。 たまらなく嬉しくて、心が躍る。 彼女は僕を“友達”と言った。 愛していた故僕は狂ってしまい、あらゆる方法で彼女を傷つけた。 居場所がなくなった彼女に手を差し伸べる。 助けを求める彼女は愛おしくて仕方がないと、溺れてくその手にそっとキスをする。 2人きりこのまま愛し合えたらいいのに。 彼女は学校に来なくなった。 差し伸べた手は掴んでくれない。どうして？ 君が悪いんだよ、僕だけを見ててよ。 君がいないと居場所なんてないのに。 彼女は死んだ。 踏切へと飛び出し、自殺した。 唯一愛した彼女、二度とは帰らぬ彼女。 夏の静寂を切り裂くような悲鳴が谺(こだま)した。 (踏切の音)(00:14〜) (00:03〜) 「君は友達。」 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ #声劇　#声劇台本　#1人声劇　#朗読 #朗読台本