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【1日1声劇No.155】明け方の満月
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#朗読 #一人声劇 #1人声劇 #拍爆嬉しい #コメント嬉しい #1日1声劇 ーーーーーーーーーーーー 今日、とても綺麗な月を見たんだ。 まだ真っ暗な冬の朝。 どこの家もまだ明かりは付いていなくて、街灯だけが闇の中ぼんやりと光っている。 自分以外に歩いてる人はいない。 まるで、誰もいない暗闇に捨てられたみたいだ。 バス停へ向かう途中、かじかむ両手を温めながらなんとなく空を見上げた。 そこあったのは、青白い光を放つ大きな満月。 私は(僕は)その美しさに見惚れてしまった。 冷たくて静かな、それでいてどこか優しい温かな光。 それがあまりにも近くに感じて、手を伸ばせば届くんじゃないかと思った。 光のもとへ行けるんじゃないかと。 行けるなら行ってみたい。 あの優しくて温かな光に包まれたい。 そうすれば辛いことや嫌なことを全部忘れられるんじゃないか。 そう思って手を伸ばそうとしたけれど、横から走ってきた眩しい光に邪魔をされてそれは叶わなかった。

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