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-------------------------------------------------- 優(ゆう) ：第２人格 勇作(ゆうさく)：第３人格［コラボ者様］ 彩子(あやこ)：第１人格 -------------------------------------------------- 勇作は跳んだ。 点が無限大になるような膨張感を感じる。 破裂(はれつ)すると思った。 しかし、彩子(あやこ)の大きさに嵌(はま)るように膨張は止まった。 目を開(ひら)く。 呼吸が苦しい。 視界が狭(せま)い。 まわりの声が遠い。 小さな痛み。 息が楽になってきた。 注射だったのか。 救急車の中だ。 優はあの辺(あた)りから見ているのか。 彩子の意識は、無事に向こうの世界に行けただろうか。 自分が跳んだのは正解だったのか。 優の声は聞こえて来ない。 声のコンタクトは無理か。 担架(たんか)のまま、病室に運ばれた。 酸素量を測る計器につながれる。 点滴の針が腕に刺さる。 次第に気分が良くなってきた。 医者が母親と部活のコーチに説明している。 しょくもついぞんせいうんどうゆうはつアナフィラキシー 優(ゆう)の言っていた通りだ。 念のために病院で１泊するか、家に帰って様子を見るか相談している。 心配だから病院で１泊したいと、自分から頼んだ。 本当は、彩子と入れ替わるタイミングが欲しかっただけだ。 消灯時刻まで目をつぶって待っていた。 話をすると、彩子の意識とは違うことが分かってしまう。 瞼(まぶた)の向こう側に、優(ゆう)の意識を感じようとしていた。 -------------------------------------------------- 💫 俯瞰シリーズ 全台本 → https://nana-music.com/playlists/2724493/ -------------------------------------------------- #声劇 #BGM #1人声劇 #台本 #フリーコラボ用 #フリコラ #コラボ歓迎 #hisanoriudaさんのサウンド #todorokigentaro台本 #俯瞰シリーズ #todorokigentaro声劇