リリック、歌えなくて
うみぐも
リリック、歌えなくて
- 14
- 2
- 0
初めて詩を曲にのせました。めちゃくちゃ音質が悪いです。めちゃくちゃ緊張しました。以下リリックです。
【リリック】
歌を歌いたくても声が出ずにそんな自分をひたすら嫌う僕がいました。
人生は、とか、人間は、とか、命は、とか、ご立派な概念が始発店のリリックは、書いても僕の首や胸でころりと残るだけでした。
存在証明が詩作でしかできない。
哀れな子羊と言うには、本当の子羊が可哀想だと、自分を嘲笑しました。
僕を、死にたい、という気持ちから救った、彼の歌声は交通事故で死にました。
トラックの下で血みどろでも歌っていたのではないか。
これは、想像です。
けど、僕は今、トラックのタイヤ程とは言わずとも、人生の重い重い重い圧で窒息して死にそうです。
ねぇ、1回くらいお化けになって出てきて、あと1曲だけ。
誰も僕を見ないでと言いつつも、誰か僕を見てと同時に叫ぶ感覚。
人間なんてくそくらえと言う時もあれば、人間でよかったと泣く時もある。
死んでもいいかなとつぶやく時もあれば、生きさせてくださいと時には叫ぶ。
人生ってもんは、と語る程でなくても、人生はいいな、ちょっとだけ思えた。
今日も今日とて、僕は歌えない、歌わないでたまっていく、リリックのなりかけ、だけどいつか、リリックと言える、今日を信じる。
#ポエトリーリーディング
#自作詩
#ピアにょん
コメント
まだコメントがありません