
朗読台本『狐』
スズキひつじ
切ない台本ですね…… #声劇 #朗読 #演技 #演劇 #サンド台本 #拍爆嬉しい #コメント嬉しい ーーーーーーーーーーーー …いつからだろうか 『親』というものを意識しなくなったのは。 その日は 吹雪が吹き荒れ 食べ物もなく 穴の中 家族で固まってただただ朝が来るのを待っていた そろそろ夜が更けるだろうと 父が外に出た …だが 戻ってこない 心配して母と二人で様子を見に行った そこには…変わり果てた父の姿があった 雪に染み込んでゆく紅い液、その上にまるで眠るように死んでいる父親_____________. そして…人間がいた。 僕達を見て 銃を構えていた 母は僕を押して木の影にやった 『あなただけでも逃げなさい!早く!!!』…… 僕はただ走り続けた 遠くで鳴っている銃声が森中に響き渡っていた …その頃からか。 『親』を意識しなくなったのは。 もう 消えてしまったから。 目の前で…消えてしまってから…
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