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台本『星見最前線』一人声劇用
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#1人声劇用 #声劇台本 #台本 台本42個目。1人は寂しい。 お久しぶりです。失踪してましたが、ハロウィーンに釣られて出てきました。嘘です。すいませんでした。 今回は、背景に想像を膨らませられる様な台本にしました。わざとぼかしたり、書かなかった描写もあるので、気づきながら読んでもらえると嬉しいです。 そういえば、流れ星は大気圏で燃えるため光るようですね。月では光らない?? BGMは雨野あめさんの「適当に弾いてたらできた」をお借りしました。ありがとうございました! ※性別変換などのアレンジなどして頂いて構いません! ——————————以下台本—————————— 『こちら星見最前線、星見最前線。未だ流星群は確認できず。観測を続ける。オーバー。』 闇が支配する山頂で、彼女は無線機に話しかける。 返事はなかった。 きらりと輝く星々だけが、静かに彼女を見下ろしている。 データベースに残っていた、古い古い言い伝え。 流れ星が見えたなら、願いを3度(たび)唱える事。明るい間に唱え切れば、きっと願いは叶うでしょう。 本当かどうか、彼女は知らない。 けれど彼女は目を凝らす。 いつ現れるかは分からない流れ星。 見逃さないよう、じっとじっと見つめるのだ。 視界の端っこ、大きく青い星を映しながら、彼女は無線機に話しかける。 『こちら星見最前線、本日も星天。 だれか、応答せよ。』 返事はなかった。

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