
同田貫正国
倒すことは、別に構わない。仲間が傷つかないのであれば。 むしろこうして待っている間、他の無事な者達が、更に傷つくことになる。時間が経てば経つほど、こちらは不利になる。この異常な状況こそがその証左だろう、手練の刀剣男士をも取り込んだのだ。 『わかった はやくみつけなきゃ』 『クロをな』 『これからどうしよう』 同田貫は部屋の外へ注意を向け、筆を走らせる。 『まってろ』 同田貫はそのまま、部屋の外へ出ていった。 結局、私は一人になってしまった。だがこれを、悪手とは思わない。私が出たところで足でまといになって終わるだけだ。この部屋は同田貫が拠点としていたところだが、彼は本を読むのは得意ではなかったはずだ。実際、この部屋の本棚に触れた様子はない。 私はこの部屋の本を少し、漁ることにした。 → https://nana-music.com/sounds/0448c444/
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