
燭台切光忠
「……私は」 光忠が私を殺すかもしれない。太鼓鐘くんも私を殺そうとしているのかもしれない なら、女性として不利な体格の大きい光忠から刺そう そのあとすぐに太鼓鐘くんを刺せば…きっと私は逃げられる 正気の刀剣男士と出会えるはずだ 短刀を握りしめ、机を降ろし、襖に手をかける まだ、襖の外からは刀のぶつかり合う音が響いている 「ごめんね…2人とも」 勢いをつけて襖を開ける 「主くんなんでっ…!?」 「みぃつけた」 太鼓鐘くんの殺意は私に向けられる 「だめ!主くん逃げて!!!」 私に向けられた太鼓鐘くんの刃から守るようにわたしを庇う光忠の腹部へと私が持っていた短刀を突き刺す 「な……んで……」 すぐに短刀を腹部から抜き、太鼓鐘くんへと向ける が 「……いない!?」 左右を見回してもあるのは開け放たれた襖だけ 「……逃げたわけじゃ」 「あーるじ」 声は私の真後ろから聞こえた 「……捕まえた。俺の勝ちだなぁ」 太鼓鐘くんの刃が私の首元へと近づく 「……主が死んだら他の奴らも折って、後を追うからさ」 身体は硬直して動かない 「それじゃあ」 声は出ない 「おやすみ主」 太鼓鐘くんの刃が私の喉元を大きく切り裂いた → https://nana-music.com/sounds/0442f514/
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