
一期一振
部屋を逃げ回り、何とか肩を叩いてきたナニカを撒いた。 ハァ、ハァ…と息を切らせながら私は壁に凭れ掛かる。 続く廊下は暗いせいが薄気味悪く、私の知っている本丸何かが違う、そんな気がした。 兎に角私以外に誰か居ないかと壁から離れ、部屋を一つ一つ調べる。 特になんも進歩も得られずただただ時間が過ぎていくだけだった。 薄気味悪い廊下に漂う、霊気がとても気持ち悪い。 ふと、廊下の角に見慣れた空色の髪の毛が見えた、私はその見慣れた空色の髪を追い、走り角を曲がった、そして声を出し刀剣の名前を呼ぶ。 「 一期一振!」 彼は肩を揺らし驚いた、彼の蜂蜜色の瞳が私の姿を映した 一期一振「主?」 近付いてくる彼に私は安心したのかその場に崩れ落ちた。 彼は心配そうに私を見れば大丈夫ですか?と手を差し出す、私はその手を受け取り、彼に礼を言う。 私はふと疑問に思った事を彼に聞いた。 → https://nana-music.com/sounds/0442effd/
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