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明石国行
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それからしばらく、手に汗を握るような戦いが繰り広げられるも、やはり明石の方が劣勢の状態にあった。 「ああ。しぶといですね、あかしくにゆき。じゃまだ、ほんとうに。」 「こっちの台詞ですわ。ちょこまかと……鬱陶しいやつやで。」 「へらずぐちをたたいていられるのもいまのうちですよ。」 お互いに距離をとり、もう一度真正面から刃をぶつけ合う。 絶えるこなく部屋中にガキン!!ガキン!!という音が落ちていく。 「なっ!!」 「あっはは!!あまいんですよ!!!」 「ぐぁっ……!!」 両者一歩も譲らず。 しかし今剣が、明石が追いつくよりも速く、彼の背後へ回り込んで脇腹を刺したことにより、勝負は決着を迎えた。 「明石ッ!!!!!」 → https://nana-music.com/sounds/0442dbd9/

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