
明石国行 Happy End
恥ずかしくなったのか、脱兎の如く走り去っていく主の姿を見つめながら、唇がふれた頬に手を添える。 「っあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!そういうとこやでほんま!!」 そのまま後ろへごろりと寝転がれば、見知った二つの顔が自分を見下ろしていた。 「や〜っとくっついたかよ。ほんと、こういう情けない姿は主さんに見せんなよなあ。」 「全くだよ。でも、告白の言葉が伴侶になってってのは……ぶっ飛ばしすぎじゃない?」 だせえよなあと笑う国俊、それに頷く蛍丸。 泣いていい? 「…しゃーないやん、焦っとってぽろっとでてきたのがそれなんやから。」 「あーあ!下心丸出し!そういう男はなしよりのなしだって乱が言ってたぜ?」 「二人が付き合って嬉しいけど、とられないようにね?」 改めて言われると恥ずかしくなって、お幸せに!と笑いながら自分の横に寝転がる二振りを両腕の中に閉じ込めてくすぐる、きゃーきゃーと笑うその声を聞いて、平和やなあとしみじみ思った。 * Happy End * Thank you for playing! → https://nana-music.com/sounds/04476b1b/
0コメント
ロード中
