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鶴丸国永
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「主!」 鶴丸が指し示す方向、その先にこれまでよりも遥かに強い瘴気が渦巻いていた。 つまりはあれが黒幕。 瘴気に飲まれ、それをばらまいた元凶。 あれをどうにかしなければ、御札がいくらあっても足りない。 鶴丸が一瞬、ちらりとこちらを見た。 何も言われていないが、何となく言いたいことは伝わった。 鶴丸が駆けだした。 一気にそれに迫ると、瘴気の中に飛び込んでいく。 ガキンガキンと、刀を何度も交わす音がする。 私は鶴丸のあとを追いかけて瘴気の中に飛び込む。 そこでは、鶴丸とそれが刀と刀を合わせて押しあっていた。 今鶴丸は至近距離で瘴気を浴び続けているが、大丈夫なのだろうか。 ただ、現状はいわゆる鍔迫り合い、動くのならば今しかない。 鶴丸が作ってくれた好機を無駄にする訳にはいかない。 敵に向かう → https://nana-music.com/sounds/043fd50a/ 鶴丸の方へ向かう → https://nana-music.com/sounds/04412098/

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